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キャリアコンサルタント資格 - 2024.10.30更新 / 2023.11.22公開
キャリアコンサルタント試験に向けて―不合格にならないための対策や学習方法を紹介
年に3回行われているキャリアコンサルタント試験ですが、受験をしても不合格だったらと不安を持つ方もいるかもしれません。
そこで今回の記事では、キャリアコンサルタント試験合格に向けて、不合格にならないための対策や学習方法を紹介していきます。
学習する際に気をつけたいポイント
キャリアコンサルタント試験合格を目指して受験をするからには、合格を目指したいですよね。この章では、学習をする際に気を付けたいポイントを紹介します。
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最新の傾向をチェックする
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適切なフィードバックを受ける
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模擬試験を積極的に活用する
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学習計画を立てる
1つずつ順番にみていきます。
1.最新の傾向をチェックする
キャリアコンサルタント試験に向けた学習をしていく際は、最新の傾向をしっかりとチェックしていきましょう。
合格率の推移にも注目
第17回から第26回までの合格率の推移を見ると、学科試験は開催回によって開きがあり、特に第17回は56.8パーセントと、第23回の83.6パーセントと比較すると26.8パーセントも低いことが分かります。
実技試験の推移では、平均して60パーセント台ですが、実技試験には口頭試問やロールプレイングがありますので、対策が不十分で不合格になるのではと不安を感じている場合には、養成講座などでのサポートが大きな助けになります。
厚生労働省 キャリアコンサルタントになりたい方へ を参考にグラフを作成
合格率や最新動向については、こちらの記事で紹介しています。
【合格率を3分で解説】国家資格キャリアコンサルタントの最新動向 | リカレントcounselor |
2.適切なフィードバックを受ける
適切なフィードバックを受けることは、学習をしていく上では非常に重要な要素です。
特に、独学でキャリアコンサルタントの学習をしていた場合は、実技試験でつまずくことが少なくありません。
実技試験には口頭試問やロールプレイングがありますが、独学では繰り返し練習を行う環境を整えることが難しいとされています。
実技試験に向けての学習では、繰り返しのロールプレイングを行っていくことが必要です。
ロールプレイングの練習時間を多く確保できる状況であっても、適切なサポートやフィードバックが受けられない場合は注意が必要だといえるでしょう。
独学での学習については、こちらの記事で詳しく解説をしています。
キャリアコンサルタント試験は独学でも可能? オススメの学習方法とは | リカレントcounselor |
3.模擬試験を積極的に活用する
模擬試験は本番と同様の環境で行われます。
学科・実技ともに、試験時間内で全ての問題を解く練習が非常に重要になってきますので、模擬試験を通して、問題ごとの時間配分やタイムマネジメントのスキルを向上させていきましょう。
これらのポイントを押さえながら学習を進めていくことで、「不合格になったらどうしよう」という不安要素を取り除くことができるでしょう。
4.学習計画を立てる
キャリアコンサルタント試験は年に3回実施されていますが、受験することが決まったら、学習計画をしっかりと立てていきましょう。
社会人として働きながらなど環境は様々ですが、受験をする際は無理なく学習できるように計画を立て、自分に合ったペース配分をしていくことが重要になってきます。
以上のポイントを踏まえると、キャリアコンサルタント試験を受験して不合格になった場合の不安を解消するために、養成講座の受講を検討することをおすすめします。
キャリアコンサルタントの受験資格
ここで改めて、受験資格について確認していきましょう。
キャリアコンサルタント試験は、下記のいずれか1つを満たせば受験をすることができます。
・厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者(講習カリキュラムは別表に記載)
・労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験(4を参照)を有する者
・技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
・上記の項目と同等以上の能力を有する者
引用:厚生労働省 | キャリアコンサルタントになりたい方へ
未経験からキャリアコンサルタントを目指す場合は、労働大臣認定講を修了すると受験資格を得ることができます。
未経験でも受験できる!国家資格キャリアコンサルタントの受験資格 | リカレントcounselor |
また、実務経験が3年以上ある方でも、受験をして不合格だったらと不安に思うことは少なくありません。
キャリアコンサルタント試験は出題範囲が広く、実務の内容によっては学習や対策が難しいと感じる場合もあるため、実務経験者でも最新の傾向を踏まえた学習ができる養成講座を受講し、しっかりと対策をした上で受験に臨むケースがあります。
養成講座を選ぶ際のポイント
受講料は養成講座を選ぶ際に大きな判断材料となりますが、コース内容にどこまでが含まれているのかなど、講座の質を確認することがポイントです。
養成講座を受講している期間に、出席できない授業があれば振替受講は可能なのか、合格から就職までのサポート体制はどうなのかなどを把握することが大切です。
初期費用を抑えることができたとしても、試験対策や模擬試験などは別途費用がかかるというケースもありますので、どの範囲までをサポートしているのかを、まずは資料やパンフレットなどを参考にして調べてみましょう。
また、キャリアコンサルタント養成講座の多くは、専門実践教育訓練給付金の対象ですので、自身が給付金の制度を利用できるかも確認しておきましょう。
専門実践教育訓練給付金については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【これで分かる】給付金を国家資格キャリアコンサルタントの学習で利用する方法 | リカレントcounselor |
自分に合った養成講座を選ぶ
自分の学習スタイルや、目標に合った養成講習を選ぶことは非常に重要です。適切な養成講習を選択し計画的に学習を進めることで、合格への道を効果的に歩むことができます。
キャリアコンサルタント養成講座では、通常150時間のカリキュラムが提供されていますので、スクールの特徴をよく理解しておくことが大切です。
スクールでは説明会を開催していることがありますので、積極的に参加してみることをおすすめします。また、実際のスクールの雰囲気を知りたい場合は校舎見学会などを利用するのもよいでしょう。
オンライン受講なら実践に強い講座を選ぶ
仕事や生活に負担をかけずにキャリアコンサルタント養成講座を受講したい場合、オンライン講座が選択肢として挙げられます。
オンライン授業で不安に感じるのは、やはり実技のロールプレイングがしっかりと行えるかどうかではないでしょうか。
オンラインでの受講を検討している場合は、授業内で実技の練習をたくさん行えるか、これまでの合格実績はどうかなどを確認し養成講座を選ぶことがポイントです。
また、継続的な学習サポートの仕組みがあるかも確認しておきましょう。スマホなどでも学べるサポートなどがあれば、苦手分野の対策を毎日継続して行うことができますので、スキマ時間を有効活用することが可能です。
まとめ
この記事ではキャリアコンサルタント試験合格に向けて、不合格にならないための対策や学習方法を紹介しました。
養成講座は学習の強力なサポートとなり、専門的な指導、整備された学習環境、個別指導とフィードバック、学習仲間との交流など、多くの利点があります。
養成講座を受講することで、合格への最適な道を見つけ、効果的な学習を進めることができるでしょう。
また、意欲を高め、成功への扉を開くための一歩として、養成講座の受講を検討してみてはいかがでしょうか。
自身の目標に合わせた養成講座を選び、キャリアコンサルタントの道への準備を着実に進めていきましょう。
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