A.
セクハラと言えば、ひとえに想像力の問題ではないか、と実は私は思っています。
「妄想力」の問題ではありません。「想像力」です。
どうして想像力の問題かというと、「セクハラだ!」と思うのは想像の仕様による、と思うから。
セクハラの訴えや悩み相談を聞いていると、それって妄想ではありませんか? と心の中でつぶやきたくなるケースも意外と多いんです。
そんなとき、私は想像力が大事だなぁと思うのです。
我々はどこに想像力を発揮するべきかというと、「相手がどう思うだろうか?」
「相手からどう思われるだろうか?」というような、他者から視点で、自分の言動を瞬時に見直して見られるかどうか。
自分がこう言ったら相手はどうとるだろうか? 自分の行動は相手はどう思うだろうか?
喜んでもらえるだろうか? 嫌がるだろうか? などなど。
そういった想像力がとても大切。
瞬時に頭の中でシミュレーションして、発言の内容や行動の見直しができるかどうか?
それがセクハラの加害者になるか、ならないか、被害者になるか、ならないか、の境界線にもなるのではないでしょうか。