面倒なことにはすぐに取り掛からず、つい後回しにしてしまう。
楽にできることや、やりたいことから先に手を付けてしまう。
これは誰にも心当たりのあることなのではないでしょうか?
でも、実はこれ、最近注目されている発達障害であるADHD(注意欠陥多動性障害)の症状のひとつなのです。
ええ? もしかして自分は発達障害?! なんてドキリとする方もいるかもしれません。
部屋の片づけができないとか、簡単なことをミスしてしまうとか、忘れ物が多いとか、
時間通りに物事を運ぶのが苦手だとか、ADHDと診断するのにはいくつかの項目があります。
けれども、どの項目も、これまで一度も経験したことがない人など、いないはずです。
発達障害の診断がされるかどうかは、その頻度と程度が分かれ目となります。
これらのことで日常生活に支障をきたしている、周囲の人からも問題視されるほどである、そうなると問題が「症状」とされ、症状が出て困っている、となれば治療の対象となり、疾患の扱いになっていく、というところです。
面倒なことにはすぐに取り掛からず、つい後回しにしてしまうけれど、「まだ取り掛かるのに機は熟していない」とか「あれが終わったら次にやる」とか、言い訳を自分に言い聞かせて、上手に逃げているようなら、きっと大丈夫。
言い訳ができるようならADHDではなさそうです。
確かに、何かが天から舞い降りてくるように、ビジョンが開ける瞬間があり、憑依したかの如く、タスクを進められる時間が来ることもあるものです。
その時が来ることを信頼している、いつかやれる自分を信頼している、そう思えるなら、ますますADHDではなく、ただの「先延ばし症候群」もしくは「生粋のグズ」かな?
そんな方は、ノエルの院長先生のいうように、「もうちょっとちゃんと自己管理しましょう」ね。