<ステップ1>
「外的コントロール感」から「内的コントロール感」に
まず、毎年のように忘年会太り・正月太りを繰り返す人の心理学的な特徴は,「忘年会や正月のせいで太った」と太ったことを他のせいにすることです。やっぱり美味しいものは美味しいですから、美味しい食べ物が悪い、年末・お正月の開放感が悪い…と他のせいにしたいですよね。
でも、こういう気持に心当たりのあるあなた、要注意ですよ。心理学では「外的コントロール感」と呼ばれていて、いい方向に成長できない人に特徴的な心理と言われています。まずは、忘年会や正月ではなく、こういった自覚のない態度があなたを太らせていることを意識しましょう。
「私が太るのは、忘年会のせいでも正月のせいでもない。私が食べるから…」これを意識するだけでも食べることに対する態度はまったく変わりますよ。早速試してみてください。
そうすると食事の1食1食が、1口1口がもっと大事に味わえます。「“私”が食べているのだ…」と実感しながら食べてみてくださいね。心理学ではこの状態を「内的コントロール感」と呼んでいます。成長できる人ならみんなが持っている心理です。
<ステップ2>
食べる瞑想
突然ですが、ごちそうを食べませんか?ただし空想で。
ステーキでも伊勢海老でも、お刺身でも…なんでもOKです!!ポイントは味も香りも盛り付けもしっかりと想像することです。
お口に運ぶところ、味わうところ,飲み込むところ、お腹にたまるところ…じっくり,ゆっくりと想像してみてください。
すると、あら不思議…本当に食べたような感じがしませんか?
これは心理学では「脳が創りだした刺激」と呼ばれるものです。心の中では本物と想像はほとんど区別されません。本物のほうがちょっと刺激が強いだけなんです。
なので、空想の食事でもおなかがいっぱいになった気がするんですね。心が豊かになるんですね。
こうすると、本当に食事を摂る時に,意外と少ない量で満たされるようになってきますよ。
<ステップ3>
マインドフルネス食事法
マインドフルネスはクリスマスでもご紹介しましたが、太らない食事法にも有効です。 方法は簡単。
1口1口、じっくりと味わって食べる。
味わい尽くして飲み込むまでは、絶対に他のものを口に入れない。たったこれだけです。
これだけですが、効果は絶大です。
意外と少量でもお腹がいっぱいになるんですね。