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INTERVIEW. 06

カウンセリングで患者さんや働いている方の力に

小堀 美智子さん

クリニック勤務 看護師


私は看護師として、クリニックでの外来や在宅医療に従事しています。元々、人を手助けすることが好きで、親戚に仲の良い看護師のお姉さんがいたこともあり、看護師になりました。
社会人になって4年目くらいまでは、対人関係で悩むことが多かったです。もっとうまく生きられるようになりたいと思っていた頃、先輩に連れられて行った社会人サークルで認知行動療法に触れる機会がありました。それにとても助けられ、その後は対人関係で困ることが減り、とても生きやすくなったのです。
なぜ、これほど自分が変われたのかを純粋に知りたいと思い、また、今後は自分がそのような変化を施す側になりたいと思うようになりました。そこから働いている方へのカウンセリングに興味をもち、リカレントでEAPメンタルヘルスカウンセラーを目指して学習をスタートしました。

各地区を駆け回り、地域の人々の健康と笑顔を支えています。


リカレントでのカウンセリングの学びは、受動的に聴く傾聴のスキルの習得だけではなく反応力・質問力といった、能動的に聴く力が身につくと感じました。患者さんにヒアリングをするときに『聴く力』があることで、得られる情報量や患者さんとの信頼関係の構築度合いは大きく変わってくると思います。
看護師は、医学的に根拠があるとはいえ、「ああしたほうがいい」「こうしなさい」と一方的な指示や過剰なお世話をしてしまうことがあります。しかしそれは、自分の価値観からくる意見です。患者さんが大切にしている価値観や生き方をしっかりと聴いて、その方にあったやり方を専門的な立場から考えることが重要だと思っています。
また、患者さんだけでなく、スタッフやドクターとのやり取りでも効果がありました。リカレントでのカウンセリングの学びを通して、相手の立場になって考え、視野を広げて多角的に物事を理解しようとする習慣がついたように感じています。そのおかげで人との関係がよくなったり、仕事もしやすくなった気がしています。

週1回の在宅診療の他、内科・小児科・皮膚科・心療内科の外来の診療補助と、薬の管理や患者さんへの説明もします

私は看護師としてだけではなく、幅広く色々なことをやっていきたいと思っています。保健師としても活躍したい。また、カウンセラーとして生きにくさを感じている人の手助けもしたいと考えながら仕事をしています。
そのためには、色々な人と接したり、色々な経験をして力をつけることが必要だと思います。そのために、できることはトコトンやりたい。こういった思いから、CEAP-I(国際EAPコンサルタント)の資格取得を決断し、無事合格することができました。

『働く人々をもっともっと元気にしたい』『働く人々がもっと働きやすくなるといいな』という思いを実現するために、これからもスキルアップや経験を重ねていきたいと思っています。

カウンセリングの学びで、ワンダウンの姿勢で話を聴き、相手と自分を間主観的に見るということの重要性を知ることができました。看護師はもちろんカウンセラーとしても、人の手助けのために幅広く活動していきたいと思っています。